木質プラスチック複合体研究会 第1回研究会

平成13年12月21日(金)13:00〜17:00


終了

第2回は2002/3/7-8,木質ボード・木質複合材料シンポジウム時に併催


 20世紀を産業活動の発展・活発化の時代とすると,21世紀は産業活動と自然環境との調和を図る時代と捉えられます.
 環境負荷の増大が社会的問題となるにつれて木材を扱う産業にも影響が及び,木質系廃棄物の処理が新たな課題として浮上しています.燃焼処理(サーマルリサイクル)は一つの選択ですが,二酸化炭素固定の観点に立つとマテリアルリサイクルがより優れており,その具体的な方法の検討は重要な課題といえます.
 この課題の解決策の一つとして,木材とプラスチックとの混合により得られる木質プラスチック複合体があります.
 木質プラスチック複合体は古くより研究されてきましたが,この1,2年で新しい段階に入り,木質材料の含有量が80%から95%に至る成型体を,商業ベースにのる速度で成型する技術が開発されました.
 この段階に至り本技術は木質廃棄物リサイクルと目的の軌を一にすることができ,社会的貢献が期待できる段階に入ったといえます.
 この状況を踏まえ,(社)日本木材加工技術協会関西支部では「木質プラスチック複合体研究会」を起ち上げることにいたしました.
 本研究会は,木質含量の高い木質プラスチック複合体製造技術の発展・普及を目的とし,製造に関連する技術について基礎から応用まで広く研究することを趣旨としております.
 今回は当研究会最初の行事として,成型機メーカー,木粉製造ラインメーカー,およびコンパティビライザー(混和剤)メーカーの三者の講演からなる研究会を開催いたします.
 ご関心をお持ちの方の多数のご参加をお待ちしております.
プログラム 木粉高充填樹脂押出とハードウエアについて
柏山晃毅 (シンシナティ・エクストルージョン日本支社 支社長)
木粉製造ラインについて
前原康博 (株式会社御池鉄工所 営業部長)
高酸変性低分子量ポリオレフィン系樹脂
岩藤昌樹 (三洋化成工業株式会社研究本部高分子薬剤研究部 部長)
講演会終了後,簡単な懇親会を企画しておりますので,併せてご参加ください
日時平成13年12月21日(金)午後13:00〜17:00(12:30より受付)
会場京都大学宇治キャンパス内 木質科学研究所木質ホール3F
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄 Tel:0774-38-3677
京阪電車宇治線黄檗駅下車徒歩約10分
JR奈良線黄檗駅下車徒歩約5分
会費 日本木材加工技術協会会員 7,000円
非会員 9,000円

懇親会 3,000円(会員,非会員とも)
定員80名(定員になり次第締め切り)
申込期限平成13年12月10日(月)
申込方法 参加申込受付を締め切りました
主催 (社)日本木材加工技術協会関西支部

催し案内「木の匠(マエストロ)への道」へ戻る

トップページへ戻る